2025.08.19

【連載・グミ情報局】 #05「日本のフルーツとグミの関係」


グミの第一人者である日本グミ協会名誉会長 武者さんにインタビューし、グミのトレンドや奥深さについて触れる「グミ情報局」。

前回は「ジャンルを超えるグミの広がり」ということで、グミがグミのジャンルだけにとどまらず、サプリメントに広がっていくことなどについて教えていただきました。

早くも第5回目となる今回のテーマは「日本のフルーツとグミの関係」です。当たり前に食べているフルーツ味のグミの奥深さについて伺いました!

それではどうぞ!

日本ならでは!グミのフルーツフレーバー

今回のテーマは「日本のフルーツとグミの関係」ということで、フルーツフレーバーのグミについてお話ししたいと思います。

フルーツのグミといったらどんなものがありますか?と聞いた時、多分皆さんはぶどう・いちご・メロンなどのフルーツフレーバーを考えるかと思います。マンゴーや桃、梨など、季節によったフレーバーを想像される人もいるかもしれません。

代表されるのが果汁グミといったところでしょうか。

日本のフルーツフレーバーは、果汁感とおいしさが濃厚に感じられるものが多く、その再現度も素晴らしいですよね。ただ日本のグミの面白いところは、これらのフレーバーに“品種”という要素がプラスされていることなんです。

例えば、いちごのフレーバー1つをとっても、あまおう苺やとちおとめ、スカイベリーなど、いろんな味で発売されているのを見ます。

例えばJA全農が手掛ける「ニッポンエール」。これは、47都道府県それぞれの果物の味わいを活かしたグミを作り、終売した商品も含めると、現在なんと77種類まで増えています。
いちごのグミだけでも10種類とかなりの数があり、いちごのフレーバーだけでも十分に楽しめるラインナップです。

これらは日本以外のグミでは見られない現象で、グミが日本で愛される理由の一つなのではと思っています。

グミとフルーツフレーバーの進化

こうして日本ならではの"品種"という味わい方もできましたが、ここまでにたどり着いた理由はどんなものがあるかを考えてみました。
まずグミ自体の存在考えると、子どものお菓子という印象があるグミが広がり、市民権を得たことで、いろんなグミが開発されたという背景があるのではと思っています。

元々果汁グミのような「ぶどう」味などのフルーツフレーバーがあり、そこからコロロのように見た目まで本格的なグミが出てきたことが転機となり、そこから細分化がされているように思います。

こうして子どものお菓子から進化し、本物志向の味が楽しめるようになり、”果汁100%”や“プレミアム”などが楽しめるようになったのではないかと思っています。

こういった変化に柔軟に対応できるのも、グミそのものが色も形も自由な存在であるからというのも重要な要因です。

さいごに

今回は「日本のフルーツとグミの関係」というテーマでお話ししました。
1つのフレーバーをとってもたくさんの味があるので、ぜひ食べ比べして果物のジューシーさや濃厚さをより楽しんでいただけたらと思います。

 

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武者慶佑 さんプロフィール

日本グミ協会名誉会長。2013年に「日本グミ協会」を設立、「マツコの知らない世界」など多数のメディアにご出演。 現在XとInstagramで合計23万人を超えるフォロワーを持ち、日々グミの情報を発信しています。 日本のグミ市場を盛り上げるべく、毎年9月3日の「グミの日」にイベントを実施。

 

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この記事を書いたライター

グミ情報局

グミについてのあれこれを連載してゆく新しい企画「グミ情報局」。 グミの第一人者である日本グミ協会名誉会長 武者さんにインタビューし、グミのトレンドや奥深さについてご紹介します!

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